問題
問題 80
成人アトピー性皮膚炎(15 歳以上)に使用が限られる薬剤はどれか。2 つ選べ。
1. バリシチニブ
2. デュピルマブ
3. シクロスポリン
4. ウパダシチニブ
5. 0.5%デルゴシチニブ含有軟膏
解答
問題 80
成人アトピー性皮膚炎(15 歳以上)に使用が限られる薬剤はどれか。2 つ選べ。
1. バリシチニブ
<関節リウマチ、アトピー性皮膚炎(成人)、円形脱毛症>
通常、成人にはバリシチニブとして4mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて2mgに減量すること。
<アトピー性皮膚炎(小児)、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎>
通常、2歳以上の患者には体重に応じバリシチニブとして以下の投与量を1日1回経口投与する。
・30kg以上
通常、4mgとし、患者の状態に応じて2mgに減量すること。
・30kg未満
通常、2mgとし、患者の状態に応じて1mgに減量すること。
2. デュピルマブ
通常、成人にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを2週間隔で皮下投与する。
通常、生後6カ月以上の小児にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として体重に応じて以下を皮下投与する。
5kg以上15kg未満:1回200mgを4週間隔
15kg以上30kg未満:1回300mgを4週間隔
30kg以上60kg未満:初回に400mg、その後は1回200mgを2週間隔
60kg以上:初回に600mg、その後は1回300mgを2週間隔
結節性痒疹や特発性慢性蕁麻疹にも最近使えるようになったらしい
3. シクロスポリン
<アトピー性皮膚炎>
通常、成人にはシクロスポリンとして1日量3mg/kgを1日2回に分けて経口投与する。なお、症状により適宜増減するが1日量5mg/kgを超えないこと。
4. ウパダシチニブ
通常、成人及び12歳以上かつ体重30kg以上の小児にはウパダシチニブとして15mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて30mgを1日1回投与することができる。リウマチなどでも成人以降であるが、これにかんしてはADは12歳から投与可能
5. 0.5%デルゴシチニブ含有軟膏
通常,小児には,0.25%製剤を1日2回,適量を患部に塗布する。症状に応じて,0.5%製剤を1日2回塗布することができる。なお,1回あたりの塗布量は5gまでとするが,体格を考慮すること。
アトピー性皮膚炎は最近新しい薬が多いので以前の乾癬と同様押さえておく必要がある
参考
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