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令和4年度 2022年度 皮膚科専門医試験 解答解説 問題 71

問題

問題 71
 通常、日光暴露では増悪しない疾患はどれか。
1. Darier 病
2. 長島型掌蹠角化症
3. 播種状表在性汗孔角化症
4. 晩発性皮膚ポルフィリン症
5. 骨髄性プロトポルフィリン症

解答

問題 71
 通常、日光暴露では増悪しない疾患はどれか。
1. Darier 病
ATP2A2遺伝子変異。増悪因子として、高温多湿、紫外線暴露、物理的刺激など。なので日差しが強くて汗をかく夏場に増悪しやすい。
2. 長島型掌蹠角化症
SERPINB7遺伝子変異。入浴により掌蹠がすごくふやける。掌蹠だがちょっと関節をはみ出るのが特徴的 (transgrediens)。患者はほぼアジア人
3. 播種状表在性汗孔角化症
成人女性の露光部に好発、1cm以下の病変が多発する
4. 晩発性皮膚ポルフィリン症
緊満性水疱が自然にまたは外傷後に生じる、血疱になることもある。日光暴露時は紅斑、浮腫、掻痒あり
5. 骨髄性プロトポルフィリン症
FECH遺伝子変異。小児期に発症し、短時間の日光暴露で皮膚の露出部に疼痛、灼熱感、紅斑、浮腫などを引き起こす

紫外線で増悪する疾患

非特異的な変化
外因性光接触皮膚炎
薬剤性光線過敏症
内因性日光蕁麻疹
多形日光疹
慢性光線性皮膚炎
遺伝性色素性乾皮症
骨髄性プロトポルフィリン症
代謝性晩発性皮膚ポルフィリン症
感染性種痘様水疱症

おまけ、光線過敏が出る薬剤

向精神病約クロルプロマジン
カルバマゼピン
イミプラミン
オランザピン
プロメタジン
抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミン
メキタジン
抗菌薬ナリジクス酸
エノキサシン
オフロキサシ
シプロフロキサシン
ロメフロキサシン
スパルフロキサシン
フレロキサシン
トスフロキサシン
ドキシサイクリン
抗真菌薬グリセオフルビン
フルシトシン
イトラコナゾール
消炎鎮痛薬ケトプロフェン
ジクロケトプロフェン
チアプロフェン酸
スプロフェン
ピロキシカム
アンピロキシカム
アクタリット
サラゾスルファピリジン
降圧薬ヒドロクロロチアジド
トリクロルメチアジド
メチクラン
クロフェナミド
トリパミド
メトラゾン
フロセミド
塩酸チリソロール
ピンドロール
塩酸ジルチアゼム
塩酸ニカルジピン
ニフェジピン
カプトプリル
リシノプリル
シラザプリル
ヒドララジン
メチルドーパ
糖尿病薬トルブタミド
クロルプロパミド
グリベンクラミド
カルブタミド
グリミジンナトリウム
抗腫瘍薬5-FU
テガフール
ダカルバジン
パクリタキセル
ゲフィチニブ
イマチニブ
脂質異常薬シンバスタチン
フェノフィブラート
前立腺肥大治療薬タムスロシン
肺線維症治療薬ぴりふぇにどん
ビタミン剤エトレチナート
ピリドキシン
Vit B12
局所麻酔薬ジブカイン
筋弛緩薬アフロクアロン
報告の多いものに赤字、ほかにもクロレラなどはおおい

 

参考

晩発性皮膚ポルフィリン症

赤芽球増殖性(骨髄性)プロトポルフィリン症およびX連鎖顕性(優性)プロトポルフィリン症

2.薬剤性光線過敏症

病院における光線過敏症患者への対応

リンク

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