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令和4年度 2022年度 皮膚科専門医試験 解答解説 問題 57

問題

問題 57
 好塩基球について正しいのはどれか。2 つ選べ。
1. 末梢血に存在している。
2. c-kit 受容体が陽性である。
3. 細胞の寿命は 60 日である。
4. 細胞の大きさは直径 50 μm である。
5. トルイジンブルー染色で赤紫色に染まる。

解答

問題 57
 好塩基球について正しいのはどれか。2 つ選べ。
1. 末梢血に存在している。
採血で白血球分画を見るときに好塩基球の項目もある。

2. c-kit 受容体が陽性である。
好塩基球には発現していないが、肥満細胞ではc-Kitが強く発現している
3. 細胞の寿命は 60 日である。
好塩基球の寿命はおよそ数日、赤血球は120日くらい、血小板は10日くらい
4. 細胞の大きさは直径 50 μm である。
好塩基球はおよそ5-7μmである
5. トルイジンブルー染色で赤紫色に染まる。
肥満細胞や好塩基球はトルイジンブルー染色でトルイジンブルーの青でなく赤紫に染まり、これを異染性という。トルイジンブルー染色液にはpHの指定 (pH2.5, 4.1, 7.0など)があるため、まれに病理部で依頼するとpHはどうしますか?と聞かれることがあるが、見たいものが肥満細胞や好塩基球であればどれでもよい

参考

皮膚の免疫学

リンク

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