令和4年度 2022年度皮膚科専門医試験解答解説問題46

問題

問題

解答

問題 46
　以下の 5 つの皮膚病変のうち、tuberous sclerosis complex でみられるものはいくつある
か。
angiofibroma、glomeruloid hemangioma、hypomelanotic macule、shagreen patch、ungual fibroma
1． 1 個
2． 2 個
3． 3 個
4． 4 個
glomeruloid hemangiomaはキャッスルマン病はPOEMS症候群などでみられる。なんとなく雰囲気似ているものとして腎血管筋脂肪腫は結節性硬化症で見られる。
5． 5 個

angiofibroma ：顔面の血管線維腫、ラパリムスゲルが保険適応。5歳以上の80%い所で見られる

shagreen patche：粒起革様皮　”リュウキカクヨウヒ”と読む、shagreenとはサメ肌状の,という意味,で粒起革と同義。通常腰回りに発生する。5 歳以下の患者の 25％に，5 歳以上の患者では 50％
の頻度で認められる。通常は思春期以降に出現する。

ungual fibroma：爪線維腫。Koenen tumorともいう。通常思春期以降に出現することが
多く，徐々に増大する．30 歳以上の結節性硬化症の患者の 88％で見られる

hypomelanotic macule：白斑、通常生下時から生後数年以内に出現。協会不明瞭で不完全脱色素斑。中年以降に目立たなくなることが多い。