問題
問題 15
次の中で、ケロイドの発生する可能性が最も低い部位を選べ。
1. 耳
2. 肩周囲
3. 下腹部
4. 前胸部
5. 頭頂部
解答
問題 15
次の中で、ケロイドの発生する可能性が最も低い部位を選べ。
1. 耳
2. 肩周囲
3. 下腹部
4. 前胸部
5. 頭頂部
ケロイドと肥厚性瘢痕
ケロイド | 肥厚性瘢痕 | |
原因 | 不明、ちょっとした傷でも発生する | 真皮中層から広範囲に損傷が起こり 創傷治癒の遅延により発生する |
人種 | 黒人>黄色人種>白人 | 人種差なし |
体質 | あり、ケロイド体質 | なし |
好発部位 | 胸の正中部 三角筋部 肩甲骨部 耳介、耳後部 恥骨上部など 全身に発生しうる | 関節など傷跡に緊張がかかりやすいところ 全身に出現しうる |
症状 | 肥厚性瘢痕より症状強い | かゆみ、痛い、赤い、ひきつれ感 |
そのた | 赤み、盛り上がりが もとの傷跡を超えて染み出す | 赤み、盛り上がりがあるが もとの傷の範囲を越えない |
治療
圧迫療法:テープ、スポンジ、サポーターなどによる圧迫を行い、固定と患部の安静を保つ
外用:ステロイド含有のテープないし軟膏を使用する
局所注射:ケナコルトⓇなどを直接患部に注射
内服:リザベンⓇなどを内服させるとかゆみ、赤みの症状に効果があることがある。
レーザー:血流を減らす目的で行う。保険適応なし
その他:液体窒素など
切除:手術した傷が再度ケロイドになる可能性があるが、縫合の工夫や術後放射線療法を組み合わせると再発のリスクは下がる
放射線療法:晩期障害に注意
参考
リンク
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