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皮膚科専門医試験問題と解答解説 2021年度 記述問題7

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問題

問題 7.日本皮膚科学会の熱傷診療ガイドライン(2017 年版)において推奨される,重症熱傷の初期
輸液量の算定に用いられる計算法の名称を記せ.

解答解説

問題 7.日本皮膚科学会の熱傷診療ガイドライン(2017 年版)において推奨される,重症熱傷の初期
輸液量の算定に用いられる計算法の名称を記せ.

Parkland 法(Baxter 法)

受傷後 24 時間の総輸液量=4ml×TBSA(%)×体重(kg)
受傷初期 8 時間に総輸液量の 50% を投与.
次の 16 時間に残り 50% を投与.


小児の場合,維持輸液を併用する.
体重 10kg までの分として 4ml/kg/時の維持輸液を投与する.
体重 10kg を超えて 20kg までの分として 2ml/kg/時の維持輸液を追加する.
体重 20kg 以上の分として 1ml/kg/時の維持輸液を追加する.

他にもBurn indexと面積の計算法を復習しておく

 【burn index:BI】
熱傷指数:熱傷の重症度を示す指標の 1 つで,BI=1/2×II 度熱傷面積(%)+III 度熱傷面積(%)BI が 10~15 以上を重症

 

  

この他にも手掌法として手のひら1枚を体表面積の1%として概算することもできる

参考

創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン―6:熱傷診療ガイドライン

その他

解答解説に間違いがあればお手数ですがコメントで教えてください

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