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皮膚科専門医試験問題と解答解説 2021年度 問題96

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問題

問題 96.皮膚のパラフィン切片で免疫組織化学染色を行う際に,発色に使用する酵素がペルオキシダー
ゼの場合には必要だが,アルカリホスファターゼの場合には不要な試薬はどれか.
1. キシレン
2. レバミゾール
3. エタノール
4. 過酸化水素水
5. リン酸緩衝生理食塩水

解答解説

問題 96.皮膚のパラフィン切片で免疫組織化学染色を行う際に,発色に使用する酵素がペルオキシダー
ゼの場合には必要だが,アルカリホスファターゼの場合には不要な試薬はどれか.
1. キシレン
パラフィン切片を脱パラフィンし、疎水性→親水性にしていく。最初の段階で使用
2. レバミゾール
内因性のアルカリホスファターゼを除去するのに使用する。
3. エタノール
キシレンの次に使用。脱キシレンとして、疎水性→親水性にし、その後浸水していく
4. 過酸化水素水
内因性のペルオキシダーゼをH2O2で不活化している

5. リン酸緩衝生理食塩水
いわゆるPBS 、切片を洗うのに使用する

免疫染色を自分でやったことないと回答するのは難しいかもしれない。大学院生有利の問題だと思う。

内因性のアルカリホスファターゼはホルマリン固定時に失活するが、新鮮凍結切片などで染色する際にはレバミゾールを用いて不活化させる必要がある。

参考

その他

解答解説に間違いがあればお手数ですがコメントで教えてください

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