問題
問題 82.30 歳,女性.頸部の皮疹(図 25,図 26)とダーモスコピー像(図 27)を示す.図 27 の矢印と最も相関する組織所見はどれか.
1. 表皮の鋸歯状変化
2. 組織学的色素失調
3. 顆粒層の楔状肥厚
4. 錯角化の無い過角化
5. 真皮浅層の帯状のリンパ球浸潤
解答と解説
問題 82.30 歳,女性.頸部の皮疹(図 25,図 26)とダーモスコピー像(図 27)を示す.図 27 の矢印と最も相関する組織所見はどれか.
1. 表皮の鋸歯状変化
2. 組織学的色素失調
むしろ、隣の色素が沈着しているところを表している。破壊された基底層からメラニン顆粒が凋落し、それをマクロファージが貪食、メラノファージとなった状態。臨床的には色が付いているはず。
3. 顆粒層の楔状肥厚
4. 錯角化の無い過角化
parakeratosisを伴わないhyperkeratosisというフレーズはカンファレンスでもよく使いました。角質が肥厚するのでダーモスコープの光を反射して白く見えるんだと思います。
5. 真皮浅層の帯状のリンパ球浸潤
急性期の炎症ではこういった所見は得られず、慢性的に基底層にアタックされていることにより、炎症細胞が蓄積してこういった所見が得られるのだと思われる
臨床写真でよくわからなくても選択肢がすべて扁平苔癬で見られる基本的な病理初見である。wickham線状は基底層が攻撃されることにより、皮膚のターンオーバー 期間が延長するため、角層の肥厚が見られる。口腔内ではその角質が唾液により浸軟するため、目立って見えるし、よく写真でも見るのではないかと思われる。
参考
あたらしい皮膚科学
その他
解答解説に間違いがあればお手数ですがコメントで教えてください
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