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皮膚科専門医試験問題と解答解説 2021年度 問題79

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問題

問題 79.図 22 に示す生物に関連して生じる皮膚疾患の治療薬はどれか.
1. イミキモド
2. フェノトリン
3. デュピルマブ
4. ドキシサイクリン
5. メトロニダゾール

解答と解説

問題 79.図 22 に示す生物に関連して生じる皮膚疾患の治療薬はどれか.
1. イミキモド
2. フェノトリン
疥癬に対して保険適応あり
3. デュピルマブ
4. ドキシサイクリン
5. メトロニダゾール

まず写真が疥癬であることがわかる必要がある。通常の治療はイベルメクチンだが、選択肢にないのでフェノトリンを選択する。

疥癬に保険適応となっている薬剤はフェノトリン(スミスリン)、イオウ外用剤、イベルメクチン(ストロメクトール)の3種類。クロタミトンはよく一緒に処方するが、保険は適応外なのだが、症状詳記を書かなくてもレセプトで切られることはない。

イベルメクチンについては投与量も抑えておく。200μg/kg/dayで1回内服、1週後にもう1回内服し合計2回内服する。イベルメクチンは虫卵を殺す効果がなく、卵が3-5日で孵化するが、生まれたあとも毎日産卵する。イベルメクチンは3mg/1Tなので体重を15で割るとおおよその錠数がわかる。

体重Kg3mg錠数
15-241
25-352
36-503
51-654
66-795
80kg以上200μg/kg/day

その他

解答解説に間違いがあればお手数ですがコメントで教えてください

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