問題
問題 74.骨代謝学会編,ステロイド骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン(2014 年版)の内容として正しいのはどれか.
1. 腰椎骨密度(%YAM)が 80% 以上であれば薬物治療は不要とされている.
2. 第一選択薬には現在使用可能なすべてのビスフォスホネート製剤が含まれている.
3. プレドニゾロン換算で一日 5 mg 以上の内服量であれば,薬物治療の対象となる.
4. 経口ステロイドを3 か月以上内服している,または行う予定の患者が対象とされている.
5. スコアリングを行って薬物治療の対象かどうかを検討し,経過観察となった場合には3か月
ごとに骨密度等の検査を行う.
解答と解説
問題 74.骨代謝学会編,ステロイド骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン(2014 年版)の内容として正しいのはどれか.
1. 腰椎骨密度(%YAM)が 80% 以上であれば薬物治療は不要とされている.
80%以上だったとしても既存骨折、年齢、ステロイド投与量により薬物投与の可能性はある
2. 第一選択薬には現在使用可能なすべてのビスフォスホネート製剤が含まれている.
アレンドロネート(フォサマック、ボナロン)とリセドロネート(アクトネル、ベネット)が推奨度A。エチドロネート(ダイドロネル)、ミノドロン酸(ボノテオ、リカルボン)は推奨度C、イバンドロネート(ボンビバ)は推奨度B
3. プレドニゾロン換算で一日 5 mg 以上の内服量であれば,薬物治療の対象となる.
5mg以上内服しても既存骨折、年齢、ステロイド投与量により薬物投与の可能性が変化する
4. 経口ステロイドを3 か月以上内服している,または行う予定の患者が対象とされている.
5. スコアリングを行って薬物治療の対象かどうかを検討し,経過観察となった場合には3か月
ごとに骨密度等の検査を行う.
経過観察の場合には6ー12ヶ月ごとに胸腰椎単純X線、骨密度測定を行う
整形外科の先生にお願いすることが多い内容ではあるが、自分でも覚えておくべき
| 薬剤名 | 商品名 | 推奨度 |
ビスホスホネート | アレンドロネート | フォサマックボナロン | A |
リセドロネート | アクトネルベネット | A | |
エチドロネート | ダイドロネル | C | |
ミノドロン酸 | ボノテオリカルボン | C | |
イバンドロネート | ボンビバ | B | |
活性化VitD3 | アルファカルシドール | アルファロールワンアルファ | B |
カルシトリオール | ロカルトロール | B | |
エルデカルシトール | エディロール | C | |
抗RANKL抗体 | デノスマブ | ランマーク | C |
参考
その他
解答解説に間違いがあればお手数ですがコメントで教えてください
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