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問題
問題 59．Behçet 病について正しいのはどれか．
1． 外陰部潰瘍は通常無痛性である．
2． オセアニア地域で高頻度に認められる．
3． ブロダルマブは眼症状に保険適用となっている．
4． HLA B51 に加えわが国では HLA A26 との関連も認められる．
5． 厚生労働省ベーチェット病診断基準では 4 つの主要症状として口腔粘膜アフタ性潰瘍，皮膚
症状，眼症状，発熱が示されている．
解答と解説
問題 59．Behçet 病について正しいのはどれか．
1． 外陰部潰瘍は通常無痛性である．
2． オセアニア地域で高頻度に認められる．
ベーチェット病はシルクロード病とも呼ばれ、地中海沿岸諸国・中近東から中国、韓国、日本などで多くみられる病気である
3． ブロダルマブは眼症状に保険適用となっている．
ぶどう膜炎に使用できるのはレミケードとヒュミラである。ルミセフは尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎に適応あり。アプレミラストが難治性の口腔内潰瘍に適応が通っていることも覚えておく
4． HLA B51 に加えわが国では HLA A26 との関連も認められる．
HLA-B51陽性率は48.4％，HLA-A26陽性率は29.2％
5． 厚生労働省ベーチェット病診断基準では 4 つの主要症状として口腔粘膜アフタ性潰瘍，皮膚
症状，眼症状，発熱が示されている．
口腔内アフタ、皮膚病変、外陰部潰瘍、眼症状が主要症状だが、完全ベーチェットとなる症例はかなりすくない
皮膚科的にベーチェット病の皮膚病変をおさらいしておく
- 結節性紅斑様皮疹
- 血栓性静脈炎
- ざ瘡様皮疹
- 口腔内アフタ
- 外陰部潰瘍
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