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問題
問題 49．血管肉腫について正しいのはどれか．3 つ選べ．
1． 頭皮に好発する．
2． 40～50 歳台に好発する．
3． 出血，紫斑を伴うことが多い．
4． 局所多発性であるが，進展拡大が比較的穏やかである．
5． 再発しやすく，さらに遠隔転移とくに肺転移を起こしやすい．
解答と解説
問題 49．血管肉腫について正しいのはどれか．3 つ選べ．
1． 頭皮に好発する．
皮膚が約49.6％と最も多く，次いで乳房実質 14.4％，軟部組織11.2％，心臓 6.7％，骨 4.1％，それ以外が 14％。頭部に後発するので頭部血管肉腫とも言うことがある。
2． 40～50 歳台に好発する．
発症年齢は平均 74.48 歳（51～101 歳）となっている．男女比はおよそ 2：1 程度。高齢男性に多い。
3． 出血，紫斑を伴うことが多い．
頭部の紫斑を見かけたら血管肉腫は頭の片隅においておく。問診上は外傷歴があることが多いが、発症と関係あるかは今のところ不明。むしろぶつけたことで病変を自覚した、という説もある。
4． 局所多発性であるが，進展拡大が比較的穏やかである．
頭皮に見えないレベルで局在していることが多いため、手術するにしても照射するにしてもマージンを広めに取っていることが多い。進行は早い
5． 再発しやすく，さらに遠隔転移とくに肺転移を起こしやすい．
昔は頭皮を全部手術しても再発、転移は珍しくなかったとのこと。肺転移でなくなる患者が多いと思います。
慢性リンパ浮腫に続発する血管肉腫は StewartTreves症候群も覚えておく
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