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皮膚科専門医試験問題と解答解説 2021年度 問題45

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問題

問題 45.皮疹から梅毒トレポネーマが検出される第 2
期梅毒はどれか.
1. ゴム腫
2. 軟性下疳
3. 硬性下疳
4. 梅毒性膿疱
5. 扁平コンジローマ

解答と解説

問題 45.皮疹から梅毒トレポネーマが検出される第 2期梅毒はどれか.
1. ゴム腫
3期梅毒
2. 軟性下疳
これはそもそもGNRの軟性下疳菌(Haemophilus ducreyi)によるものでTPは関係ない。
3. 硬性下疳
1期梅毒
4. 梅毒性膿疱

全身状態が悪かったり、免疫不全患者に生じやすい
5. 扁平コンジローマ

乳房下、陰部、腋窩、肛門に発生。大量のTPが存在し感染力強い

2期梅毒は1期梅毒から4-10週の潜伏を経て、全身にTPが播種され発症する。この時点でTP抗体価は最大となる。

軟性下疳硬性下疳
起因菌Haemophilus ducreyiTreponema pilllidum
発生陰部陰部
疼痛ありなし
硬結なしあり
リンパ節腫脹有痛性 無痛性
この2つは見た目だけではほぼ区別が難しい
梅毒性バラ疹発熱とともに出現、特に掌蹠に目立つ
丘疹性梅毒バラ疹の2-3w後、体幹を中心に発生、梅毒性乾癬とも
扁平コンジローム乳房下、陰部、腋窩、肛門に発生。大量のTPが存在し感染力強い
膿疱性梅毒全身状態が悪かったり、免疫不全患者に生じやすい
梅毒性爪囲炎特徴は乏しいが梅毒患者の爪囲炎
梅毒性脱毛感染6mころから脱毛、徐々に全頭性に
梅毒性粘膜疹舌や口腔扁桃などに灰白色の病変。感染性高い
2期梅毒疹

参考

あたらしい皮膚科学

梅毒

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