ドライアイスでの海外発送は以前の記事で記載しましたが、ここではドライアイスを使用しないで培地で発送する方法です。
これはHaCaTをおくったときに使った方法です。
理研のサイトも参考にしてください
準備
- 75mLのフラスコ
- 1M HEPES pH 7.5くらい、新しく作り直す、フィルター滅菌しておく
- 800 mLのdH2Oを準備します。
- 238.3 gのHEPESをいれる
- 10N NaOHによりpHを調整する。
- 容量が1 LになるまでdH2Oを加える
- DMEM+FBS10%+Abx よく使うDMEMの培地でOK
- パラフィルム
手順
- HaCaTをフラスコで培養
- 50%くらいのconfluencyになったところでDMEMの培地とHEPES (final 10mM HEPES)で満タンにする
- フラスコの蓋をギュッとしめる
- パラフィルムで蓋をぐるぐる巻
- 常温で発送
tips
剥がれやすい細胞はフラスコをコーティングする
あまり振動しないように箱にはクッションを敷く
細胞が満タンになって死ぬことは避けたいので細胞数は届くおよその日数を考慮して増減したほうが良い。
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