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問題
問題 15.肥満細胞について正しいのはどれか.
1. 末梢血中に存在している.
2. 細胞の大きさは,直径 50 μm である.
3. 皮膚の肥満細胞では,キマーゼ陽性である.
4. 肥満細胞は粘膜型と結合組織型に分類され,皮膚には粘膜型が存在する.
5. IgE 受容体である FcεRI は,α・β 鎖の 2 種類のサブユニットから構成されている
解答と解説
問題 15.肥満細胞について正しいのはどれか.
1. 末梢血中に存在している.
皮膚、呼吸器、消化器のような外部と接する期間の結合組織に分布
2. 細胞の大きさは,直径 50 μm である.
肥満細胞は6-12um,、肝細胞が20-30um、WBCは10-20um、ブドウ球菌は800nmくらい、ウイルスは100nm以下
3. 皮膚の肥満細胞では,キマーゼ陽性である.
キマーゼはヒト血管組織の中でACE以外にアンジオテンシンIIを産生する能力を持つ酵素であり、その発現細胞は今のところ肥満細胞のみであるとする(日薬理誌2003)
4. 肥満細胞は粘膜型と結合組織型に分類され,皮膚には粘膜型が存在する.
皮膚や粘膜下組織といった結合組織で分化した肥満細胞は結合織型マスト細胞と呼ばれ、粘膜で文化した肥満細胞は粘膜型マスト細胞と呼ばれる(管理薬剤.com)
5. IgE 受容体である FcεRI は,α・β 鎖の 2 種類のサブユニットから構成されている
FCεRIは3種類のサブユニットすなわちα、β鎖、ジスルフィド結合によりホモダイマーを形成するγ鎖が非共有結合により会合したαβγ2の4量体構造を取る。ただし人ではβ鎖と会合しないαγ2タイプもある(アレルギー2003)
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