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皮膚科専門医試験問題と解答解説 2021年度 問題22

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問題

問題22.Gibert ばら色粃糠疹について正しいのはどれか.2 つ選べ.
1. 中高年での発症が多い.
2. 春と秋に比較的多く発生する.
3. 爪甲が粗造となり点状陥凹を生じる頻度が高い.
4. 増悪消退を繰り返し数年間の経過を取ることが多い.
5. 初発疹はやや大きな紅色局面を生じヘラルドパッチと呼ばれる.

解答と解説

問題22.Gibert ばら色粃糠疹について正しいのはどれか.2 つ選べ.
1. 中高年での発症が多い.
10-35歳くらい、女性に多い
2. 春と秋に比較的多く発生する.
日本のような温帯では寒冷期に多く発生するがあたらしい皮膚科学では春と秋に多いとのこと。オーストラリア、マレーシアでは夏に多い
3. 爪甲が粗造となり点状陥凹を生じる頻度が高い.
Nail pittingは円形脱毛症は乾癬でみられるがジベルでも見られる(PMID: 14149718)
4. 増悪消退を繰り返し数年間の経過を取ることが多い.
無治療でも3-6週で治癒し、再発はまれ
5. 初発疹はやや大きな紅色局面を生じヘラルドパッチと呼ばれる.

原因ははっきりしないがHHV-6/7の関連が示唆されている.
妊娠中にジベルになった女性は流産する可能性が高い
長軸が皮膚割線に沿ってクリスマスツリー上に配列する

2と3はどっちが正しいかちょっとわかりませんが模範解答はあたらしい皮膚科学に記載のある2のような気がします。3の爪の変化は高頻度ではないのかもしれません。。。

参考

J.JOCD Vol.24, No.1 2007

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