皮膚科専門医試験問題と解答解説 2021年度 問題６

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問題

問題6．43 歳，女性．約半年前から頭頂部に脱毛斑が出現し徐々に拡大することを主訴に受診した．本患者の脱毛部の臨床写真を図1 に示す．考えられる疾患はどれか．3 つ選べ．
1． Alopecia areata
2． Chronic cutaneous lupus erythematosus
3． Folliculitis decalvans
4． Lichen planopilaris
5． Trichotillomania

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解答と解説

問題6．43 歳，女性．約半年前から頭頂部に脱毛斑が出現し徐々に拡大することを主訴に受診した．本患者の脱毛部の臨床写真を図1 に示す．考えられる疾患はどれか．3 つ選べ．
1． Alopecia areata
毛球にリンパ球浸潤
2． Chronic cutaneous lupus erythematosus
脱毛斑の中心に紅斑鱗屑、周囲の毛孔には紅斑なし
3． Folliculitis decalvans
残存毛孔周囲の炎症強い、痂疲、膿疱を付着
4． Lichen planopilaris
脱毛周囲の毛孔に角化性紅斑
5． Trichotillomania
ちぎっているので毛幹の障害

毛孔が消失して瘢痕性脱毛になっているので、その鑑別を選ぶ問題。瘢痕性脱毛になりうるものをチョイスする。瘢痕性脱毛は毛包の毛隆起、buldge領域が影響を受ける。

参考

マルホ皮膚科セミナー

内山真樹 日皮会誌

新しい皮膚科学第２版